剪定の意味
剪定しないとどうなるの
枝が伸び、葉が増え木の成長が速くなる。
剪定して、葉の量をコントロールすると、成長速度を抑えられる
幹が太る速度を遅くできる。
剪定の時期
落葉樹 養分を貯めこむ冬 12月1月2月
常緑樹 光合成が進む初夏
針葉樹 早春がベスト
常緑樹、針葉樹は369月と同じ、新芽の伸びる時期、真夏は避ける
切り口はケガと一緒で、治るまでに数か月時間がかかる。
付け根で切ると治りやすい。
株が弱っているときは、強剪定すると枯れる恐れがある。
透かし剪定 込み合った枝を取り除く、通気性をあげる。
切り戻し剪定 野平枝を外芽の位置で切り、枝を短くする。
樹木には本来の樹形がある、自然樹形という。
自然樹形からかけ離れた仕立てをすると、徒長枝(とちょうし)が伸びて、
本来の樹形に戻ろうとする。
透かし剪定は自然樹形に沿って成長していくことができる。
切り戻し剪定の場合、枝が増えたり、幹が太くなり、樹形が乱れていく。
大きさを変えずに維持する剪定
切り替え剪定を行い枝先を短くする。1つ内側の枝の所で切り落とす。
切り戻し剪定は枝の数が減らない、分枝して増える。
どこを切るのか
最初に不要枝を切り落とす
ひこばえ 根元から伸びている枝
枯れ枝
胴吹き枝 幹の低い位置から出てくる枝
立ち枝 下り枝 真上、真下に伸びている
逆さ枝 向きが逆を向いている
絡み枝 ほかの枝に絡む
徒長枝
平行枝
込み枝 間隔が狭く込み合っている
車枝 一か所からあっちこっちに車輪のように枝がでている物
頂芽優勢
上に位置している先端の芽が速く発芽する。
頂芽から生まれる「オーキシン」が関係する。
オーキシンは重力に引かれ下に流れていく、オーキシンが濃いと成長が抑えられる。
切り戻しを行うことで、オーキシンがでなくなるので、次の位置にある芽が成長する。
枝を横にすることでも、この現象は起こる。
枝の下側にオーキシンがたまり、上部が薄くなる。
上側の芽が成長し始める。
切り替え剪定で細い枝に切り替えると、芽が小さいのでオーキシンが足りず、成長の抑制ができない。
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