協調指数とは
ストロークによって推進力を継続的に生み出す指数。
協調指数マイナス
入水した手が止まっていてリカバリーを開始
加速と減速を繰り返す泳ぎになり効率が悪い。
水をかいていない時間がある
キャッチアップクロールはそれを極端にしたもの
協調指数ゼロ オポジション
プル開始とプッシュ完了が同時
左右のかき始め、かき終わりが入れ替わり
常に推進力を生んでいる状態
協調指数プラス スーパーポジション
プッシュ完了前にプル開始
両手で水をかいている時間が生まれる
速く泳ぐにはスーパーポジションとなりそうだが、短距離のみの泳法になる。
水しぶきを上げて勢いよく泳ぐ姿は、芸術とも言える。
腕を水面と平行に伸ばすと、プルは遅れがちになる。
水泳の熟練度
熟練になるにつれて、強調指数がプラスに上がっていく。
初心者は協調指数マイナスのまま速度を上げようとする。
ココが重要に思う。
初心者のころまさしくキャッチアップクロールをやらされる。
協調指数の話も知らないので、キャッチアップの感覚で速くかこうとする。
それがだんだんとキャッチ動作に入るタイミングが速くなる
このタイミングの早まりが、熟練度が上がってきているということ。
意図的に協調指数をコントロールできるようになるといい。
参考書籍
Gジョンマレン、スイミングサイエンス、河出書房新社、2018
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