「だいぶ泳げるようになってきたし、そろそろ私もバタフライに挑戦しようかな」
「呼吸したいけど、頭が思ったように上がらないな」
「俺もカッコよくバタフライがやりたい」
といった方で練習しても上手くいかない方
私も全然できませんでした。
バタフライ怖いぐらいに思ってました。
自分が習得していく中で、転機となるコツがいくつかあったのでそれを紹介します。
まず最初に練習方法としては、「イルカ飛び」を行います。
水中にもぐって浮いてくる練習。地味な練習です。1回潜って浮いて、やめるの繰り返し。
この浮上の時に手を、キック(第二)を付ければ、バタフライっぽくなります。
リカバリーが終わって入水したら、キック(第一)を打って潜る。
この繰り返しでバタフライになります。
潜っている時間が長い、潜水型のバタフライです、現在のルールだと失格になるタイプ。
始めはこのタイプで概要を覚えるほうがいいと思います。
当時私は、呼吸への恐怖から、浮き上がりたい思いが強く、
力いっぱい浮き上がろうとしていました。
呼吸への恐怖感が曲者でした。
呼吸が楽になっていく過程のポイントを紹介します。
第2キックはうねりに沿って行う
力いっぱい手と足を合わせて浮き上がろうとしていませんか。
キックのタイミングを改善すると、浮上しやすくなります。
イルカ飛びの浮き上がりの時に、体が上向き、膝が曲がる時があるので、
その時に水を足で押す。
うねりの形を無視して手をかき、キックを打ってもうまく浮き上がらない、
背中に水の抵抗を受けてしまい、あまり浮き上がれなくなる。
うねりに沿って体が上向きになるのを待つ、遅めにキックを打つというのがコツです。
リカバリーで手を水面に出すには
肩甲骨を寄せてリカバリーすることで解消します
以前の記事にあるように
フラットに浮きながら、リカバリーのみを練習する。
この感覚を体に覚えこませるように練習します。
うねりと重心移動
これが最重要な事だと思う
イルカ飛びで25m泳ぐ練習、呼吸時は水面に出てまた潜る
これができると、力に頼らずにできるようになる。
潜水で泳いだり、以前の記事のように、キックするうねりで泳いで行ったり。
うねりの扱いを覚えると、楽になっていきます。
極意は、頭のてっぺん、つむじらへんが進みたい方向を向くように動かす。
肩、胸を開いたり、閉じたりする運動が入るように。
ここら辺から、浅いバタフライに切り替わっていく。
脱力に向けて
最小限の力で呼吸できる事を知る
頭を前に向けるだけで、呼吸ができる高さを知ると、そんなに力が必要ないことに気づく。
片手バタフライの練習で呼吸時の力加減や感覚を探ることができた。
顎で水面を触るように呼吸する。
呼吸の高さが必要ないことが分かると、プルも脱力できるようになる。
かき始めだけ力を入れてあとは惰性でかき切る、キックも力まない。
体が沈むのを防ぐ
20m泳ぐころには、体が深い位置に下がっている。
浮き上がりが小さくなり、進みもわるい。
腕をできるだけ高い位置に残し、高い位置から書き出す
そのために、入水後の腕は耳の裏で止める。
頭は深く入れ、脳天と腕の先を同一線上にする。
第一キックが強いと沈み込みが大きくなる。
上体を起こしすぎるとその分沈むので、力を上方向ではなく前に向ける。
最後に
バタフライが苦手だと思うのは、単純に練習時間不足なだけです。
最後に覚え始めるのがバタフライなので、比較して下手なのは普通だと思います。
苦手だと思い込む前に、「まだできないな、もう少し練習しよう」と考える。
自分で自分に蓋をしないように。
出来ない原因は人それぞれ違います。
出来ない原因を片っ端からつぶしていく。
自分の失敗が誰かの役に立つ。
問題解決に向けて試行回数が大切。
一番簡単な泳ぎがバラフライと言われているけど、全然簡単じゃない。
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